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山行記録

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2021/01/31

キゴ 546m(石川県金沢市)スキーシュー散歩

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キゴ 546m(石川県金沢市)
2021年1月31日(日) 薄曇り・晴れ
スキーシューで雪上散歩
参加者:1名


スキーシュのスキー性能の確認・練習を兼ねて,山頂までのリフトに2回乗車して,キゴ山周辺を2時間弱ほど歩いてきた(リフト券は3枚買ったが,2回乗ったらもうお腹いっぱいでこれ以上乗車する気がしなかった).キゴ山山頂周辺はなだらかな平が広がっている.医王山を見ながら歩くのは快適だった.スキーとしての性能については,人が踏んでいない緩やかな雪上を直滑降で滑るのはとても楽しい.

このスキーシュで取立山に行けるかと言われたら,全く自信がない.危険だと思う.松尾山を歩くのはできるかもしれない(歩くだけなら).セイモアスキー場のゲレンデを滑走するのは,現時点では絶対に無理.登山の戦力にはなりにくいが,傾斜の緩い雪面を楽しく歩く道具としては,悪くないことがわかった.キゴ山と医王の里くらいでなら,十分に使える.藪の中を歩いて登り下りする際に,3回ほど靴が締め具から外れてしまった.ベルトを締めすぎると痛くなるので,少し緩めていたせいもあるが,構造上の限界も感じた.

シリコンオイルをスプレーして滑ったら,少しはスキーらしい動きもできることがわかった.ゲレンデではエッジが全く効かないので,コントロールが極めて難しい.林道コースを難儀しながら滑って降りて来ることはできた.スキーとして滑る際には,足が少し痛くなるところまでベルトを固く締めていたので,何とかはずれることはなかった.またリフト乗車中にスキーが外れることもなかった.前ベルトと後ろベルトを結ぶループを入れて,前ベルトのずり落ちを防いだのが大きい.このスキーは,ゲレンデ用ではないとはっきり販売元では謳っている.リフト乗車は,このスキーの想定外だろう.ステンレスインサートビス加工を自分で行ってみてわかったのだが,このスキーの内部は発泡ウレタンのような鼠色の素材だった.インビス加工を行う素材としては,柔らかくて頼りがない.軽くするためにそういう素材になっているのだろうかと思った(とは言っても,歩いていると充分に重い...).
かかとを固定できる仕組みを自分で加工して作った

ただ,残念ながら,これは不発だった(タイラップをするりと抜けてしまう.構造がダメ)今日のところは,ヒールフリーで滑って歩いた.いずれ改善しよう.

登山靴の装着状況.左の登山靴の右前部分で取り付け部の樹脂部材と登山靴のつま先との間にすき間が開いている.ヒール部分がばねで少し後ろにスライドする構造があり,ヒールを上げたときに登山靴のつま先部分が樹脂部材と干渉しにくい仕組みになっている.このため,歩いていると,すき間が少しずつできてくる.靴が外れてしまう要因にもなる.

登山靴の装着状況2.前後のベルトをつなぐタイラップは自分で工夫してつけた.これは前ベルトが前にずり落ちるのを防止する効果がある.かかとが上がるから,何もしなければ前ベルトが前にずり落ちたくなるのはよく分かる.このスキーは,用具としては未完成.利用者が工夫して使う必要がある.登山靴でスキーができることはわかった.ただ,通常のスキーとは全く異なる.ゲレンデ上でエッジを利かせたり,コントロールすることがほぼできない.柔らかい登山靴とスキーブーツは,似て非なるものだということがよくわかった.平らな雪原を歩く使用条件限定として考えると,スノーシュよりもこのスキーシュのほうが楽しい.

トレースがない場所を選んで歩く

医王山がこんな風に見えた

河北潟方面(キゴ山から見えるとは知らなかった.戸室山に向かって右手のすきまから見えた.)

21:46 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 石川県から登る山