奥医王山 939.1m(石川県金沢市)
2021年8月29日(日) 晴れ
栃尾集落から復活された尾根コースで奥医王山に登る
参加者:1名
出発6:50-栃尾集落7:40~7:55-奥医王山9:55~10:25-栃尾集落11:50~12:05-帰着12:50
登り:2時間 下り:1時間25分
栃尾集落から登る奥医王山-標高の断面図
奥医王山を歩いたGPS軌跡(今回はオレンジ色,青色は2011年11月27日) ※送電線は,能越幹線
栃尾集落から登る奥医王山は、2011年11月27日に一度だけ来たことがあって、その時は沢コースの途中から引き返してきた。雪が沢の岩に着いて、パーティがこれ以上進むことが適切ではない状況であった。当時、沢から尾根に上がろうとしていて、鉈目の残る灌木を見つけたりしたので、尾根沿いに行けそうな気がしていた。ただ、帰りのこともあるし尾根に上がったとて、藪漕ぎで登るのは実際は無理であろうし、当時は地図無しのGPSを使っていたこともあって、あきらめて引き返してきたのだ。
栃尾集落から登る奥医王山で尾根コースを復活された、という新聞記事を見かけて、いつかは尾根コースを登ってみたいと思っていた。今回、その機会を得て、気持ちのよい尾根コースを歩くことができた。驚いたのは、復活して切り拓かれた尾根コースが良く踏まれた道に見えたことだ。尾根部分は、チブリ尾根を歩くかのような、長らくそこにある道のような雰囲気があった。標高が違うので、チブリ尾根とは植生は異なるものの、「道の落ち着き」とでも言うのでしょうか、「ずっと前からそこにあった」感じのする尾根道だった。朴ノ木、オオカメノキ、ブナやコナラなどが目立ち、標高が高いところにユズリハがあった。イワウチワの葉っぱも多くあり、春には美しい花が咲くであろうと感じた。よいコースですね。整備して下さった方に感謝いたします。
オージャラ付近で能越幹線をくぐる位置の前後の登山道などで草が生い茂っている箇所があり、草刈りが必要だと感じた。また、標高580m付近のキゴ山を望むベンチ周辺や、登山口に取りつくあたりも少し刈り込みしたい気がした。自分のような者にもお手伝いができるだろうか、とふと思いながら降りてきた。