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2023/03/20

西山 857m と平谷の頭950m(石川県白山市)

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西山 857m と平谷の頭950m(石川県白山市)
2023年3月20日(月)快晴
残雪の西山を歩いて白山や別山の眺めを楽しむ
参加者:1名

出発8:00-西山クロスカントリースキー場9:40~10:00-稜線10:45-西山山頂10:55~11:00-866m眺望点11:15~11:20-923mピーク11:32-940m峰11:46-914m地点11:55(引き返し)-923mピーク12:10-平谷の頭12:31-900m眺望点12:55~13:20-830m地点13:40~13:45(ワカン装着)-山頂稜線から下山開始13:52-西山クロスカントリースキー場14:15~14:25-帰着16:10
※登り 2時間30分 下り 1時間30分

日の出5:58  日の入り18:05  西山_平谷の頭2023年3月20日GPS軌跡.gpx

西山と平谷の頭を歩いた標高の断面図

 今年は12月23日の夜から雪がどかっと降って、その後も1月に積雪があったほか、各地で積雪はあったが、北陸三県に関しては、その後の積雪は落ち着いていた。3月18日ごろの谷峠の積雪は180cmということだが、西山を歩くには雪が限界ぎりぎりの少なさになっている気がしていた。
 残雪の里山歩きはとても楽しい。雪が消える前にと思ってやってきた。クロスカントリースキー場の積雪は1mを切っている。もう何日かしたら、スキーもできなくなる状況だ。今日の気温は平地で最低気温が3℃・最高気温は16℃との予報。この時期としては二日続きの低温でしかも快晴が二日続きになっている。おかげで雪はしっかりしまっていて、ツボ足で快適に歩くことができる。林道の路肩の急傾斜部分は、軒並み地面が顔を出している(灌木がおさえつけられている)。雪を拾って歩きやすい箇所を探して山頂稜線を目指す。昨年の3月初めにも来ているが、その時は望岳苑のあたりで2.5mほどの積雪であったので、それよりも1.8mくらい少ない状況かと思います。山頂稜線にあがるところでは、標高にして2~3mほど藪漕ぎをして木につかまりながら「藪漕ぎクライミング」で何とか登ることができた。
 稜線の風は涼しくて心地よい。雪はしっかりつながっている。進んでいくと、別山、そして白山が顔を出してきて嬉しくなってくる。ただ、夏道のある山頂付近は雪が消えて赤土がむき出しになっているところもあった。
 850m付近からの尾根の取り付きでは雪が消えていて、もしワカンをつけていたらはずしたくなるくらいの状況もあった。雪がぎりぎり締まっているので、何とかツボ足で登っていく。
 923mピークに達したところで、コースミスをしてしまった。本来ならばそこから右手に折れるべきなのだが、歩きやすいきれいな尾根が直進方向にずっと続いていて、そこを直進してしまったのだ。恐ろしいもので、本人は正しいコースを歩いていると思っているので、940mピークで「あれ、標高が違うしチャムラン山の会の山名標識もないし、おかしいなあ」と思いながら先に進むと、尾根を下り始めるところまでさっさと歩いてきてしまった。さすがにおかしいと思ってGPSと地形図を見比べると、一本違う尾根を登ってきてしまったことにようやく気付いた。これはかなり情けない。
 923mピークまで引き返してよく見ると、色の褪せた赤色のビニールひもが立木の3mほど上に結び付けてあり、多数のトレースがそちらに向かっている。正しいルートは細尾根で、間違ったルートの尾根のほうがはっきりしているので、誤って直進したことがはっきりわかった。正しいルートに進むと、923mピークからは20mほどぐっと下がってそこから細尾根に取りついてことなきを得た。下りも含めて考えると、結構わかりにくい箇所のあるルートだ。GPSの液晶画面が小さいので、誤った尾根に乗っていることに全く気が付いていなかった。地形図をよく見ていない自分が悪い。反省点のある山行きとなった。
 950mの平谷の頭まで何とか登り、山頂台地では眺望もないのですぐに引き返して、標高900m付近の眺望点で30分足らずの昼食をとり、帰路についた。午後になって雪が緩み、標高900m以下では雪を踏みぬくことが2~3回ほどあったので、標高830m地点でワカンを装着し、いったん山頂稜線に登り返し、そこでコンパスをセットして薄い雪の踏み抜きに注意しながら雪を拾って何とかスキー場まで下山することができた。今季の西山に関しては、春分の日でワカンハイクは終わりだと感じた。快晴の中歩くことができて、感謝、感謝。山名標識をつけて下さったチャムラン山の会の皆様にも感謝いたします(あれがあると、やった、山頂についた、という感じがするのです)。
  • 小ピークがあって下る箇所では、コンパスで降りる方向を確認する必要がある。また、GPSばかりを見ないで地形図を確認すべきであった。

西山と平谷の頭を歩いたGPS軌跡(今回は赤色、雪が少ないとコース取りに苦労します)

スキー場から山頂方向

温室の周囲の雪はこのくらい

右手奥に望岳苑(雪を拾ってツボ足で登っていける)

山頂稜線に到達するとよい眺めが

山頂の奥の夏道のあたりは土が出ている

間違った尾根を進んだために、白木峰の方角が見えているのではないか?
中央左手が1141mピークで、その奥に1317.4mの白木峰の一角が見えるか見えないかくらいでは?
でも白木峰ならもっと高く見えるはずだから、やっぱり違うか

923mピークから直進する間違った方向(まるで道路のように広い雪道)

923mピークからの正しい方向(右手に折れる)(よく見ると,中央付近の立木に赤ひもが結んである)

間違った尾根から戻って何とか平谷の頭についた

銀杏峰(左側)と部子山(右側)が見えた

山頂稜線への登り返し箇所の雪はこのくらい(帰路)

22:30 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 石川県から登る山