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2015/10/10

台湾 金鉱山の跡地

Tweet ThisSend to Facebook | by 山歩き愛好者
台湾 金鉱山の跡地   (224 台湾 新北市 瑞芳区 小粗坑の遊歩道を歩く)
2015年10月 晴れ・曇り
参加者:単独


 台湾の北端部、かつての金鉱山の街並みは、1989年の台湾映画 非情城市のロケ地になったことがきっかけで、今は魅力的な観光地に生まれ変わったとのこと。砂金が発見後、明治の日本人がやってきて開発した鉱山だそうで、金や銅などの鉱物資源が出たとうかがった。また、台湾で初めての小学校が作られたり、映画館が作られたりしたそうだ。台湾に行幸する皇太子をお迎えするための建物なども作られたらしい。歴史や位置づけは異なるかもしれないが、ふと別子銅山を思い出した。
 雑踏を離れて街を歩いていると、ふと遊歩道の標識が。興味に任せて途中まで登ってみることにした。道は歩きやすく、ちょっぴり山登り気分で嬉しい。はっきり言って、ここはマイナーな遊歩道。わざわざここに来る人はいないような道かもしれないが、こうやって歩けることに感謝。
 ところで、台湾には標高3,000m以上の山が100山以上もあるのだとか。日本の最高峰もまだ登っていない身としては少し恥ずかしいが、台湾の山々も訪ねてみたいものだ。台北の書店で、台湾の古道めぐりの本を見つけた。写真つきで色々な古道が紹介されていた。一瞬買いたくなったが、(当然ながら)繁体字でびっしり書かれていて読めないので、購入を思いとどまった。

※台湾映画 非情城市は、第二次大戦終戦により台湾統治が日本から国民党政府に移行する時代を描いた映画らしい。二・二八事件なども含まれているとのことで、台湾の人にとっては重い映画かもしれない。九份老街を訪れるまで、そんなこととは知らなかった。台湾の歴史を学んでみたくなった。



遊歩道の案内絵図


Houtong というところに続いているらしい。猴硐は、山の向こうの町の地名。かつては石炭の積み出しでにぎわった場所らしい。ここは、山越えの古道なのだろうか。途中、送電線の監視路のような感じもあった。


登り口は、こんなところ


登り口の少し手前からは、こんな景色も(無耳茶壺山が見えていると思う。有名な山で登山道もあるらしい。茶壺山はかなりの絶景で、Googleマップで表示された写真に思わず見入ってしまった。)


少し登ると景色が違ってくる


途中の標識(九份への道は刈払いされていない)


気持ちのよい林


木の階段(ぬるぬる滑る)


さらに標識が


こんな花が・このあたりで蚊にさされた。ちょっと失敗。10月でも虫よけが必要か。


夕陽が射す歴史がある九份老街の町並み 正面の山に登ると、その向こうには台湾の北に広がる海が、遮る物もなく見えるのかもしれない。登ってみたくなった。小さな建物をちりばめたような右手の緑の丘は、墓地のようだ。
22:32 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 海外