野谷荘司山 1797.29m (岐阜県白川村)
2018年9月24日(月) 曇り
鶴平新道を歩く
参加者:1名
出発5:40-大窪登山口6:45~7:00-1602mピーク9:50~10:00-稜線分岐10:30-野谷荘司山10:50~11:30-稜線分岐11:40-1602mピーク12:03-大窪登山口13:33~13:55-帰着15:30
※登り 3時間50分 下り 2時間5分
野谷荘司山標高の断面図(とびっきりの急登ではないが、結構な一本調子の登りだ)
白山の主要登山道を全部歩くことをひそかに目指している(達成できるかどうかは、疑わしい...)。野谷荘司山から白山に至る経路は、全く足を踏み入れたことがなかったので、時間を作ってようやくやってきた。昨日は、晴天で暑かった。都合で今日だけ時間が取れた。曇りではあるが、向かう途中に日の出に照らされる白山や剱岳も見えていて、特に剱岳から朝日が昇る様子はとても美しかった。
登り始めに、栗や栃の実などが登山道に多く転がっている。少し登っていくと、美しいブナ林の中を登る道になる。登山道は自然の道としてきれいに整備されていて、落葉や腐葉土がクッションになって気持ちがよい。標高730mから登り始めて、標高1300mくらいから白川郷を望むことができるようになり、標高1500mくらいからは稜線歩きの雰囲気が出てくる。標高が上がってブナ林が終わったあとには、登山道の脇にコナラ類やうるしの木がたくさんあって、樹木の種類が豊富な広葉樹林が続く。標高1602mピーク前後からの景色はすばらしく、崩落の様子は荒々しい。豊かな里山の雰囲気と、荒々しい岩稜帯の景色があって、白山に続く稜線に野谷荘司山がある。稜線上を歩いていくと、三角点がなければどこが山頂かややわかりにくい部分もあるが、眺めは良くて、全体としてなかなかに風格のある山だと知った(しっかりと標高を稼ぐ登りの山だった)。山頂で、白山市の山岳会のAさんにお会いできた(下山後に登山口でも一緒になったので、登山口から馬狩まで車に同乗いただいた。私の車とAさんの車が,車名と色までが同じで、似た者同士ですねと、爆笑)。そのほか、岐阜県から来られた10名くらいの団体の方が登ってこられた。
帰路、車を走らせていたら、ぽつぽつ雨が降ってきたが、大した降りではなかった。登山口にあったお墓は、1973年に鶴平新道を開かれた大杉鶴平氏のお墓と帰宅してから知った。そんなことも知らずに登っていたとは、お恥ずかしい。
野谷荘司山を歩いたGPS軌跡
1602mピークから稜線分岐への登り
1602mピークから見た野谷荘司山頂
山頂
白山(剣が峰と御前峰が重なり、その右が大汝、七倉、四塚と続くか)
三方崩山の方角
帰路は、登ってきた道を降りる
この花が何箇所かで目立った(どなたか教えて下さい)