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山行記録

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2024/03/22

西山 857m(石川県白山市)

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西山 857m(石川県白山市)
2024年3月22日(金)曇り・晴れ
地震からの復活を目指して歩いてみる
参加者:1名

出発8:10-西山クロスカントリースキー場9:56~10:20-稜線11:37-西山三角点12:10-山頂展望地12:13~12:42ー西山クロスカントリースキー場13:18~13:40ー帰着15:50
※登り1時間50分 下り36分

日の出5:54  日の入り18:07   GPS軌跡ファイル:西山2024_3_22GPS軌跡.gpx

西山-歩いた軌跡の標高の断面図

 2024年の年明けは、1月1日(月)の地震から始まった。毎年恒例の医王権現さまへの初詣登山は、今年は取りやめにさせていただいた。ようやく3月になって山歩きに目を向けることができるようになった。雪は少ない。3月20日に降雪があり、120cm以下にまで落ち込んでいた谷峠の積雪が230cmになった。今シーズン最初の雪山ワカン歩きは、体力と積雪量を考慮して西山となった。
 西山クロスカントリースキー場に到着すると、雪が少ない。いつもは壁のようになっている雪は10~20cm足らずで、その上に新雪が30~40cm弱くらい積もっているようだ。ここは標高650mほどなので、1000mを超える谷峠よりも雪が少ないとは思っていたが、今冬は1回くらいしかまとまった雪が降っていないこともあり、根雪になっている積雪量はもはや極小になっているようだった(驚いた)。
 ワカンを付けて歩き出すと、すねラッセルくらいの感じでそこそこ重い雪を踏んでの歩きになった。今日の金沢の最低/最高気温は1.8℃/8.4℃と低めで、車の温度計でも登山口の気温が1℃くらいだが、地面がすっかり暖かくなってきているようで、新雪の下の根雪が緩んでいるようだ。稜線に近づくと、雪が深くなってくる。今日は、1台のホイールローダの他は誰も山に入っていない。一人で誰も踏んでいない新雪を踏んで登ってゆく。ゆっくり登ろう。一人ラッセルなので、ゆっくりしか歩けない。今シーズンはワカンハイクはできないかも、と覚悟はしていたので、雪の上を歩くことができてとても嬉しい。コンパスを見ながらルートを定めて歩く。
 稜線に出てからも雪がぱらつくことがあったが、天気予報を信じて歩く。稜線には、1mを優に超える積雪がある。一か所だけ稜線の木のそばで雪を踏み抜いて、腰まで雪に潜ってしまい、抜け出すのに少々難儀した。ツリーホールがあって、地面まで見えるような状況になっているところに新雪が積もっているのだと想像する。細めの木で重い雪が地面をたっぷり覆っているから踏み抜きはない「だろう」と油断したのが悪かった。
 山頂で食事をとっていると、どんどん晴れてくる。稜線の風は冷たかったのだが、太陽が背中を照らすと暖かさをしっかり感じる。雲に見え隠れする白山と別山を眺めながらの食事だ。素晴らしい贅沢だ。山頂に後ろ髪を引かれつつ、雪の踏み抜きを警戒してコース取りに注意してコンパスをセットして下山する。途中で見えた白山と別山は、完全な青空の中で白く輝いている。一瞬、下山を早まったかとも思ったが、高気圧と高気圧の間に気圧の谷があってどこまで晴れるかはわからないことだ。完璧な青空に見送られて登山口にたどり着いた。今日はよい日になった。ありがとう。

西山を歩いた軌跡(今回は赤色)(黄色は2023年3月20日、青色は2022年3月11日)


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